私は2023年現在でトレード歴15年になります。
今は専業でやってこれていますが、勝てるようになるまでは回り道ばかりをしていたように思います。
初心者の頃は我流で自分が思うままに勉強してたからね。
そこで、私がこれまでFXをやってきたことでわかった、効率的で効果の高いFXの学習方法をお伝えします。
これを読めば、あなたも最短ルートで勝ち組への道が開かれるはずです。
ローソク足だけに注目しよう!
最近のチャートソフトは色々なインジケーターが表示できますよね。
各インジケーターにはパラメーターもあるので、細かい設定や組み合わせを考えたら、もう無限大です。
インジケーターをチャートに表示させると、何となく相場が理解できたように気持ちになるのは分かります。見やすくなりますからね。
しかし、それは「俺は相場が分かる」と勘違いする一因になります。
そもそもインジケーターは、ローソク足のデータの一部を使って算出される「加工品」です。
種類によって計算式が違うだけで、ソースとして利用しているのはローソク足の値に過ぎません。
言っておきますが私はインジケーター否定はではありません。
トレードにインジケーターを利用していますから。
でも、ローソク足をないがしろにしてインジケーターばかりに頼っていると、相場の本質が見えないままになります。勝てないトレーダーの多くが、何でインジケーターを表示しているのか、なぜそれを使っているのか説明できない人も多いですよね。
インジケーターを使う確固たる理由が無ければ、迷いの原因になるだけです。
ローソク足が出来上がる工程を見よう
1本のローソク足が始まって、確定するまでにはドラマがあります。
一番イメージしやすいのが日足で、日足1本が確定するまでの24時間内で上げたり下げたり・・・の動きが1時間足や5分足などで見られますよね。
こんな感じでどの時間足のローソク足でこのようなドラマがあるわけです。
ローソク足の形を見て、始値から終値までどんな動きをしたのかをイメージできるようになりましょう。MT4のインジケーターを使えば、上位足のローソク足を重ねて表示できるので便利です。(上の画像で使用しているのはBTF Candleです。)
イメージできるようになるためには、マルチタイムでローソク足を表示して、じっくりと見ていきます。5分足が12本確定して1時間足が確定する、1時間足が4本確定して4時間足が確定する・・・といった形で時間足の流れを把握できるようになれば、頭の中でイメージできるはずです。
一番手っ取り早く効率よくローソク足が出来る工程を見る方法は、Forex Tester4やMT4の検証機能を使って、過去の相場をマルチタイムで動かすことです。ギアの歯車が動くように時間足の流れが短時間で見ることが出来ます。
知識を得たら検証しろ!
トレードでも知識は大事です。
本やネットでFXに関する知識は沢山手に入りますが、「知っただけ」では何の価値もありません。
仕入れた情報が本当に有効なのか、自分でも使いこなせるのかを確認するために、まずは検証しましょう。検証して本当に有効なら自分のやり方に加えれば良いですし、ダメなら使えないことが確認できます。
初心者あるあるですけど、本当に勝てるかどうかも分からない手法ですぐにリアルトレードする人が、それはそれは多いこと!
検証せずにトレードしても勝てません。断言します!
トレード中にすぐに手法が信用できなくなって、不安になって、ポジポジ病になって自滅するのがオチです。
早く勝ちたい気持ちは分かりますが、急がば回れです。
動いたものに意味をつけないこと!
なんでもかんでも値動きに対して意味をつけようとする人たちがいます。
ニュースではファンダメンタルズ的な要因を絡めて動いた要因を解説しますし、テクニカルアナリストは「○○がサポートになって反発した、エリオット波動の第5波だから下げた」と言ったりしますよね。
本当に価格が動いた理由について知るには、その時トレードした人全員に聞かなくてはいけません。そんなことできませんよね?
おそらく多くの資金を動かしている人たちでさえ動いた理由なんて知らないでしょう。
それを知ったところで何の利益にもなりません。
トレーダーの我々にとっては、過去の相場が動いた理由なんて気にする必要はないんです。
ファンダメンタルは当てにしなくていい!
相場は、ファンダメンタルズで動きます。
金利、国の株価、政治、地政学リスク等で相場が動くのです。
これは紛れもない事実です。
しかし、我々デイトレーダーがファンダメンタルズを意識してトレードするにはスパンが長すぎます。なぜなら、ファンダメンタルズは数か月スパンで価格に反映されるから。
そこで役立つのがチャートです。
チャートにはファンダメンタルズもしっかりと織り込まれています。
ですから、チャートさえ見ておけばファンダメンタルズを加味したうえでの、正しい売買チャンスを捉えることが出来るのです。
チャートがあれば、トレンドの有無、ボラティリティの高低が分かります。これらの情報さえあれば、ファンダメンタルズの情報よりも圧倒的に有利にトレードできるのです。
ファンダメンタルズ分析に詳しい方もいると思いますが、ファンダメンタルズ分析だけで勝つのは厳しいです。テクニカル分析が土台にあって、その上にファンダメンタルズの知識があるから勝てるのです。
とある専業トレーダーさんは、ファンダメンタルズが一番だと常に主張していました。
頭の固い方で、ファンダメンタルズで相場が動くのなら、チャートは無意味!と言っていたのです。それでも専業トレーダーをやって利益を出していたのですが、年を追うことに月に10pips程度しか取れなくなり、実家に戻って再起を図っています。
取引履歴は宝の宝庫
トレードノートをつける意味というのは、トレードをただ記録するだけではありません。
トレード履歴から自分の得意な通貨ペア、時間帯、心理状態、環境、金銭的リスクの限界、精神的な負荷の限界を自分で理解するためにあります。
これらは単独で存在する訳ではなく、複雑に絡み合っているので、自分自身でもなかなか見えません。
だからこそトレードノートをひも解いて客観的に分析することで、自分の行動や癖、弱点を発見できるのです。この作業は大変ですし時間もかかりますが、トレードそのものよりも価値があります。
こういったことを面倒くさがったりして検証しないと、今の自分以上には絶対になれません
トレードノートの書き方については、以下の記事を参考にしてください。
これであなたも勝ち組一直線!トレード日誌に書くべき6つの項目
まとめ
以上、今の私が考えるトレード上達への最短ルートでした。
ブログでもYouTubeでもトレードに関する情報が多すぎて、それが「勝てないトレーダー」を生み出す要因になっています。
- この手法なら年間1万pips取れます
- このサイン型インジケーターに従えば、経済的自由は目の前に!
- 最新のトレード手法なら、勝率9割以上が目指せます
こんな文言、多いですからね。
本当に多くの誘惑がありますが、誘惑に引っ掛かってフラフラと手法ジプシーをやっていても本当の技術は身につきません。
効率よくトレード技術を身に着けるためには、、
ローソク足の動きに注目して、マルチタイムでイメージできるようになり、手を動かして徹底的に繰り返して身体に覚え込ませる。
トレード履歴から自分を客観視して手法を磨き上げる。
これだけです。
これだけですが最低でも1年半〜3年はかかります。
「早く勝ちたい!」と思う人にとってはとてつもなく長い時間に思えますが、どんな仕事でも一人前になるには数年かかります。
腰を据えて頑張りましょう!