トレードで出来れば避けたいのがダマシです。
ダマシとは、テクニカルが何らかのシグナルを出した後、逆方向に進んで損切りになってしまう事を言います。トレーダーであれば、誰もが1度はダマされたことがあるんじゃないかと思います。
ダマシは完全に避けることは不可能です。
しかし、完全でなくても少しならテクニックでダマシを避けることできます。
今回は数ある手法の中でもブレイクアウトのダマシを見分けるテクニックについてまとめていきます。
それを避けるテクニックについて書いているので是非ご覧あれ。
ブレイクのダマシとは?
ブレイクのダマシとは、特定の価格をブレイクするも、すぐに失速して反転してしまうことを言います。
ブレイクでエントリーしてダマシで終わると特に残念な気持ちになりますよね。
ブレイクが失敗に終わる理由は、ブレイクしない方向でポジションを持っているトレーダーたちの損切りを誘発できるだけの勢いがなかったからです。
例えば上にブレイクする際は、新規にポジションを持つ「買い手」だけでは力が足りません。
「売り手側の損切り注文=買い」を巻き込むことが出来なければ、大きなブレイクは期待できないのです。
ブレイクのメカニズムについては以下の記事を参考にしてください。
ブレイクのダマシ例
ブレイクの失敗例を見ていくと、ダマシとなりやすい状況を知ることが出来ます。
ダマシになりやすい状況が分かれば、負けとなるエントリーが避けられますし、早い段階でダマシと認識できれば浅い傷で済みます。
ブレイクが失敗した例を見ていきましょう!
ヒゲレベルのブレイクはダメ
ラインをビューっと伸びてきて足が確定する前に「はいブレイク!!」とエントリー!
でも、鼻水をすすったかのように戻ってきて損切りになった経験ありませんか?
ラインのブレイクを狙う際は、ローソク足の実体でブレイクを狙うのが基本です。足が確定する前に見切り発車でブレイクを狙っても失敗するだけです。
上のチャートにもあるように、ヒゲレベルのブレイクを狙うのは本当に難しいのでやめておきましょう。
勢いよくブレイクしたように見せかけて、長いひげを残して戻ってきた場合は、むしろ反転のシグナルだということも覚えておいてくださいね。
それから、ローソク足の実体が小さいままラインをブレイクしてもダマシになりやすいです。
これが確率の高いブレイクです。
ブレイク直後に強い反転ならダマシ
ローソク足の実体がラインをブレイクした後は、どんな動きを期待しますか?
当然、ブレイクした方向に伸びてる動きですよね。
理想を言えば、エントリーした瞬間から含み益で、グングンと利益が膨らむのが良いですよね。
じゃあ、そうならなければダマシと考えてはどうでしょうか?
特にラインブレイクしたものの、大きめの逆線出現で損切りすれば、浅い傷で終われそうです。
勢いよくラインをブレイクしても、急反転したらすぐに切る。
逆にグングンと伸びていれば、伸び続ける限りホールドする。
たったこれだけで、損小利大のトレードになります。
正直なところ勝率は低めですが、後述する勝ちやすいプライスアクションを知っていれば、勝率は多少上げられます。
ブレイクの成功例
ブレイクの失敗例が分かったので、次は成功例について見ていきましょう!
ブレイクが成功しやすい典型的な例は、ブレイク前から明らかに大きな足が連続します。
例えばこんなチャートですね。
上昇トレンド中の押し目は小さな足が連続。
反発は圧倒的に大きな足が連続して高値をブレイク。
文句なしのブレイクパターンです。
これが一番の理想ですので覚えておいてください。
ただ、圧倒的に大きな足が連続してブレイクのパターンはかなり少ないです。
ですが、ブレイク前に陽線が連続してラインを大きな陽線でブレイクするパターンは、よく見られる高勝率パターンです。(ロングの場合)
ブレイクに必要なのは勢いです。
勢いはブレイク前後のローソク足の大きさでわかります。
ブレイクを狙う際や検証する際は、ローソク足について注目しましょう。
大きなヒントが隠れているはずです。
当サイトではブレイクアウトについて色々と解説しています。
以下も一緒にご覧いただくことで、より理解が深まると思います。