トレードで勝てない・・・
という人、多いと思います。
個人的には、トレードは続けていたら成果は出るものだとは思うのですが、「ある日突然、トレードの神が降りてきて、その時から一気に勝てるようになる!」というものでもないです。
毎日地味にコツコツと勉強や検証、トレードを継続することで、徐々に技術が磨かれて行くものです。
なので、「今この瞬間から勝てるようになってるぞ!」ではなく、ある程度時間が経って「あ、トレードで利益が出てるなぁ・・・」という感覚になります。
そこで今回は、個人的に自分がトレードで勝ち始めたきっかけや、個人的に勝ち続けられている要因と思っていることについてまとめました。
ある意味習慣化したものですので、実践したらすぐに効果があるものではありませんが、きっと参考にはなると思いますし、他のトレーダーさんも似たようなことを言っていることが多いです。
トレードで勝ち始めたきっかけ
- 逆張りをやめて順張りに徹するようにした
- オシレーターを使うのをやめた
- トレード手法について徹底的に検証した
- トレードするペアを減らした
- 余計な情報を集めることをやめた
- 1分足スキャルをやめて5分足デイトレに変えた
- エントリーと同時に損切り注文をいれて、絶対に動かさないように決めた
- 無駄打ちを避けて、エントリーを厳選した
逆張りをやめて順張りに徹するようにした
勝てるようになる前までは、順張りと逆張りの両方をやっていました。
だって両方できれば、収益のチャンスは倍になりますからね。
しかし現実は残酷なもので、どこで入っても相場は逆に行くばかり。順張りでロングすれば下落するし、逆張りでショートすれば高値をブレイクしていく・・・。
順張りと逆張りの両方をやればやるほど負け続けてしまうこともあって、順張りのみに徹することにしたら、必然的に無駄打ちが減って、負けの数も減りました。
そして、トレード自体も「トレンド方向を把握して、それに乗るだけ」にしたので、精神的に楽なりました。
オシレーターを使うのをやめた
オシレーターって、何かカッコイイと感じてしまうのは自分だけでしょうか?
ローソク足とはまた違った動きを見せるので、「オシレーターを使いこなしてる俺スゲー」みたいな感じで、特に意味もなく利用していました。
ですが、オシレーターは迷いの元です。
上限や下限に来ても、反転を約束するものではありません。
そもそも価格はインジケーターに気を使って動いていません。
インジケーターが価格に追従しているだけです。
このことに気づいてからは、オシレーターを使うのをやめました。
その結果、迷いが無くなってトレードしやすくなりました。
トレード手法について徹底的に検証した
「順張りに決める」「オシレーターを使うのをやめる」と決めて、自分の手法を改めて見直して、過去の相場で徹底的に検証しました。
すると、自分のトレードに関する考えだったり、手法などが如何に甘かったのかを痛感するわけですね。
この過程で何度も手法について見なおしたり、チャート分析方法を改良しました。
そのおかげで爆発的にチャート分析技術が上がりましたし、自分のトレード手法に対しての自信と信頼も生まれました。
この「自信と信頼」はとても重要です。
なぜなら、トレードが一時的に不調になっても「大丈夫、自分のやり方を信じよう」と思えて、自暴自棄な暴走モードに入るのを避けられるからです。
トレードするペアを減らした
と以前は考えていました。
なので、出来る限り多くの通貨ペアで監視すれば、それだけ沢山優位性のあるトレードが出来ます。
これは決して間違った考えではありません。理論上は・・・。
でも人間って判断が多くなればなるほど「誤る」んです。
短期間でトレードを何回もこなせばこなすほど、精神的にも疲れるんです。
これはかなり悪影響なので、通貨ペアを減らしました。
その結果、精神的な余裕が生まれて、気楽なトレードが出来るようになりました。
余計な情報を集めることをやめた
相場の先って、情報が多ければ多いほど正確に見通せるわけではありません。
これ、初心者の人って勘違いしがちなんですよね。
だから、色々なアナリストの発言を参考にしたり、X(ツイッター)で他のトレーダーのチャート分析やポジション具合を見たりしがちですが、ハッキリ言います、「それ、無駄です」。
無駄どころか、自分の判断を邪魔して結果的に一貫性のあるトレードを邪魔する存在にもなりかねません。
だからこそ、トレード中は事前に決めた自分のやり方だけに従うべきです。
1分足スキャルをやめて5分足デイトレに変えた
私は元々スキャルがやりたくてFXを始めました。
だって1分足スキャルだと、サクッと短時間で沢山稼げるじゃないですか!
まぁ情報商材業者のセールスレターにまんまと騙されてスキャルをやっていたんですが、どう頑張っても勝てませんでした。
今考えると、当時の自分には1分足という超短期間で判断する能力やメンタル管理術が圧倒的に足らなかったわけですね。
これを5分足に切り替えたところ、かなりゆったりとした時間間隔で取引ができるようになりました。
エントリーと同時に損切り注文をいれて、絶対に動かさないように決めた
トレードで大損する一番理由は、「損切りを入れなかったこと」に起因します。
事前に損切りを入れずに、含み損を許容し続けたから、口座資金が一気に吹っ飛ぶんです。そして飛んだ後に後悔します。「なんであの時損切りしておかなかったんだ・・・」と。
そう思う前に、ちゃんと損切り注文を入れておきましょう。
大損が避けられるのなら、挽回するチャンスは必ず来ます。
無駄打ちを避けて、エントリーを厳選した
手法にもよりますが、5分足レベルなら1日にそれなりにチャンスは来るものです。
ですが、全部でエントリーすると資金の増減やポジション保有中のストレスもあって、精神的に疲れます。疲労がたまると、トレードの精度も落ちて、結果的に悪いトレードが続くことになります。
これを避けるために、最初は1日に最大で2回しかエントリーしないというルールを作って徹底しました。
このおかげで、「自分が得意とするところだけ」でエントリーできるようになって、トレード結果が一気に向上しました。
トレードで勝ち続けらている要因
では次に、私がトレードで勝ち続けられている要因についてもまとめます。
一時的に勝てるようになったとしても、「勝ち続けられるための努力」を継続しないと、すぐに負け組に転落します。調子に乗らないように常に謙虚にやっていきましょう。
- チャートを見る時間を減らした
- ホームランを狙わない
- 毎日のトレードについて必ず反省して、問題があったら検証する
チャートを見る時間を減らした
ティック単位でチャートの動きを「じぃっと」見ていても、自分の思う方向に動きませんし、予測精度も上がりません。
ポジション保有中に「上がれ、上がれ」と祈っても、自分には相場を動かす力はありません。相場を動かす力を持つのは、これからポジションを取ったり、決済する人たちですから・・・・。
なので、モニターと睨めっこするのは決して得策ではありません。
むしろどんな相場であってもエントリーチャンスに見えてしまうデメリットも有るくらいです。
ですから、極力チャートとの距離を取りましょう。
ホームランを狙わない
以前は、過去のチャートを見ては「ここからここまで取れたら、○○万円だから、ホームランを狙ってトレードしよう!」なんて考えていたものです。
・・・が、ホームラン狙いは諦めるべきです。
なぜなら、ポジションを伸ばしまくるのは精神的に辛いですし、勝率も落ちるから。
確かにホームランは気持ちが良いですが、それまでの過程がホントキツイです。こんな思いをするくらいなら、ヒットを量産したほうが全然楽ですし、成績も安定します。
毎日のトレードについて必ず反省して、問題があったら検証する
コレ、超重要です。
一般的には、「トレードで勝てるようになったら、あとはずっと安泰」みたいな言われ方をしていますが、そんなことは絶対にありません。
市場は常に変わっています。
日常生活においては流行りや廃りがあるのと同様に、市場もファンダメンタルズが変わり、プレイヤーが変わり・・・と変遷しているのです。
だからこそ、常に自分のトレードや手法に敏感になってアップデートしていく必要があります。
そのためにも、日々の反省と検証をして、自分の位置と「これから先」を見据えておくことは欠かせないと思っています。
まとめ
今回の記事では、私が勝てるようになったきっかけと、勝ち続けるために続けていることについてまとめました。
トレードの勝ち負けはランダム性があるので、一貫して続けていても途中で負けが続くこともあります。しかし、それでも継続できるためには、手法に対する自身と信頼、そしてできる限り無駄なことをやらない取引習慣とルール作りが大事だと思います。
勝てるトレーダーは無駄が少ないです。
自分の無駄を省いて、トレード効率を上げていきましょう!
だからこそ最速で勝てる技術を磨いていきましょう。