
FXってやっぱり運ゲーなのかな?
運がいるのなら、それってFXってギャンブルってことになるのかな?
FXを真面目に取り組んではいるけど、勝ち負けが続いて、熱くなりすぎたり、逆に落ち込みすぎたり・・・となって、「自分はトレーダーじゃなくて単なるギャンブラーなのかな?」なんて思ったことはないでしょうか?
「FXって結局運じゃないかな?」と感じていないでしょうか?
今回は、FXは「運ゲー」かどうかについて僕の考えをまとめます。
結論からいえば、FXは短期的には運の要素が絡みますが、長期的には運ゲーではありません。

長期的に見ればFXに運は必要ない理由
もしFXに運が必要なのであれば、この世の中でFXで安定して利益を上げ続けている人はいないはずです。
なぜなら、相場が上がるか下がるかの50%の確率で、しかもスプレッドや手数料等を考えればマイナスサムになるFX市場なら、結果としては全員がマイナスで終わるはずだからです。
しかし、世の中にはFXで成功している人がたくさんいます。
その理由として、FXは次の2つの要素があるからです。
- FXは確率のゲーム
- 確率は上げられる
FXは確率のゲーム
FX市場はランダムウォークに近いため、今後の相場の予測を立てることは難しいです。
しかし、100%ではありませんが、
- 今後、上がりやすいポイント
- 今後、下がりやすいポイント
がFX相場には存在しています。
このポイントを上手く使えば、通常よりも高い確率で狙った方向にエントリーができます。
例えば、ここでロングしたら60%の確率で勝てる、というようなポイントです。
これをエッジと呼びます。
エッジがあれば、勝てる確率が50%以上なるので、その場所だけを狙ってトレードすれば、少なくとも勝てる確率50%のギャンブルから抜け出すことができます。
確率は上げられる
相場に存在する「エッジ」を見つけて、それだけでトレードしていけばギャンブルトレーダーとは違うステージに上ることができます。
さらにこのエッジを詳しく理解し、他のエッジと組み合わせて手法を作れば、リスクリワードを下げることなく、より勝率を高めることも可能になります。
もちろん次のエントリーで100%勝てるポイントを探すことはできません。
ハッキリ言います。
次のエントリーで勝てるかどうかは運です。
それはエッジのあるエントリーポイントでも同じです。
しかし、同じエッジのあるところだけで100回、1000回とトレードをしていたら、大数の法則によって自然と利益が積みあがっているわけです。
これが長期的な意味ではFXは運ゲーではないということになります。
FXを「運ゲー」にしてしまう人の特徴
どうしてもFXはギャンブルのイメージが強いですね。
Twitterでも、
- 5分で20万円溶かした・・・
- 今日の負けで、給料が全部飛んだ・・・
なんてツイートを良くみかけませんか?
そんな人たちに共通している特徴があります。それが以下の3つです。
- ハイレバを使って一攫千金を狙っている
- なんとなくトレードしている
- ポジポジ病になっている
ハイレバを使って一攫千金を狙っている
海外FX業者でのハイレバレッジのトレードは夢がありますよね。
レバレッジ100倍以上を使って、1万円を100万円にすることも理論上不可能ではありませんので。
しかし、夢ばかりを追ってもいけません。
そのまた逆もあるのです。
つまり、100万円をたった1ヵ月で1万円にしてしまうリスクもあるわけです。
ハイレバレッジでのトレードは、次のトレードで勝つかどうかが大きな分かれ目です。
これはいくら優位性のあるエントリーが出来たとしても、結果は運ゲーです。
つまり、「ギャンブル」ですね。
FXをギャンブルにした時点で負けは確定です。
一気に稼がなくても、FXは継続することで成功できる「投資」です。
相場をピンポイントで当てるのは不可能ですが、長期的に勝つことは可能であることをしっかりと覚えておきましょう!
なんとなくトレードしている
- ここまで上がったんだから、そろそろ下がるだろう
- よくわからないけど、とりあえずエントリーしてみよう
いわゆる「勘」でトレードしているパターンです。
世の中には勘でトレードして勝っている人もいますが、そのほとんどが長年の経験の裏打ちのある勘です。
その一方で経験も何もないのに、ただ何となくの「勘」だけでトレードするのは、それこそギャンブルの極みです。
相場は素人の勘だけで勝てるようにできていません。
勘を使うのであれば、しっかりと勝てるルールを作って取引できるようになって、利益が出るようになってからでも遅くはありません。
ポジポジ病になっている
「トレードしたくてしたくてたまらない!」
って人が該当します。FX初心者に非常に多いですね。
ポジポジ病は、トレードすること自体がスリリングで楽しいことや、負けた分を今すぐにでも取り戻したいという気持ち、そして自分の手法を信じ切れていないのが原因です。
FXは優位性のある場所だけトレードすれば良いのですが、わざわざ負けそうなところでエントリーしている人が非常に多いです。これこそまさにお金をドブにすてるようなものです。
新しいトレード手法を試す場合は、まずは過去の相場で検証してやっていきましょう。
FXに必要なのはこの2つ
FXは運ゲーではありません。
運ゲーにせず、安定して利益を出し続けるために必要なのが以下の2つです。
- 自分の性格や生活習慣に合った手法と資金管理術
- メンタル管理

分かっていてもできないのは、欲望に負けているからです。
自分の性格や生活習慣に合った手法と資金管理術
FXの世界には、トレード手法はトレーダーの数だけ存在します。
本やネット、YouTubeでも「勝てる!」と書いてあるトレード手法がたくさん紹介されていますが、その手法は全員が勝てる手法ではありません。
本や商材に書いてある手法を実践して、勝てるようになっている自分を想像してしまっていませんか?
手法を知っただけで、自分は勝ち組だ!と信じ込んでいませんか?
このような手法を知ることが好きな人をノウハウコレクターと呼びます。
しかし、相場は知識だけで勝つことは難しいです。
手法を知り、使いこなし、経験を積むことで実践できるようになることがあることを知っておきましょう。
また、資金管理も重要です。
資金管理とは1回のトレードでどれくらいのトレードリスクを取るか?を決めるもので、これで資金の増減が決まります。
車で例えれば、手法がハンドル、資金管理がアクセルになります。
いくらハンドルさばきが上手くても、アクセルベタ踏みだと事故を起こしてしまいますよね。
手法と資金管理を上手く組み合わせないと勝てないことを知っておきましょう。
メンタル管理
メンタル管理については、どのFX本にも書かれていますが、間違いなく重要なことです。
たとえ、トータルプラスで勝てる手法を見つけたとしても、その手法を守らないと意味がありません。
自分の手法を守れないトレーダーが多くいるのも、「FXは勝てない」と言われている1つの原因ですね。
「FXに勝てない」のではなく、「自分に勝てない」のです
逆に、メンタル管理さえできていれば、少なくとも大損することはありません。
運ゲーをやめて、確率を味方につけるためには?
運ゲーをやめて、確率を味方につけてトレードするポイントは2つです。
- 優位性のある手法を採用し、優位性あるの所だけでトレードする
- 優位性のあるトレードを継続する
勘違いしてはいけないのが、
と言うわけではないことです。
コレは何度でも自分に言い聞かせてください。
優位性が活きてくるのは100回、200回とトレードした後です。
次のトレードで勝てることを保証するものではないのです。
優位性が見えてくるまでトレードが続けられるためには、資金管理を徹底して低リスクでやっていかなくてはいけません。
優位性を活かして、長く張り続けられた者、それこそがFXの勝者になるのです!
