FXでテクニカル分析は意味がない?

チャートを使ってトレードしていると気づきにくいのですが、世の中には

テクニカル分析は無意味だ!

と主張する人たちが一定数います。
テクニカル分析派からすると「正気ですか?」と思いたくなるんですが、世界は様々な思想の人たちがいるのです。

今回は、テクニカル分析否定派の意見を紹介しつつ、個人的に思うテクニカル分析の利点について書きたいと思います。

アマギ
ここで言うテクニカル分析についての定義としては、チャートを利用した相場分析をテクニカル分析とします。

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アンチテクニカル分析派の主張

テクニカル分析否定派の主張にはこんなものがあります。

  1. そもそも相場の動きは完全にランダムなので相場の分析そのものが不要
  2. 相場はファンダメンタルズで動くのでテクニカルなんて無意味なオカルト
  3. 過去の動きから将来の動きが分かるわけがない

自分を含め、テクニカル派の人は色々と思うところはあるでしょうけど、とりあえず意味を解説していきます。

そもそも相場の動きは完全にランダムなので相場の分析そのものが不要

相場の動きは完全にランダムで、予測することすらできない

と主張するランダムウォーカーの意見です。

ランダムウォーカーにとって、テクニカルもファンダメンタルズも分析すること自体が無意味です。
何故なら、相場は完全にランダムだから。

確かに相場はランダム性のある動きがありますが、全部が全部ランダムと言うわけではありません。

あくまでも市場が効率的に作用している場合の話ですが、現状はまだ効率的とは言えません。

アマギ
テクニカル分析の一つの目的は、ランダムな動きになりにくい所を見つけると言っても良いでしょうね。


相場はファンダメンタルズで動くのでテクニカルなんて無意味なオカルト

チャートは過去の動きを反映したものに過ぎず、過去の動きは将来を予測する能力を持たない!

と言うファンダメンタルズ派に多い主張です。
相場はあくまでもファンダメンタルズで動くというのが彼らの考えです。

私はこの考えは正しいと思っています。
ただし、あくまでも長期的(半年以上)のスパンでの話です。

それに、ファンダメンタルズも過去のファンダメンタルズとその後の相場の動きの事例を参考にする点については、テクニカルと違いはありません。

また、よくあるパターンとして、テクニカル的にレンジ相場が続いている中で、大きな材料が出てブレイクするなんてことはよくあります。

これはファンダメンタルズだけでは説明できません。
テクニカル的に他のトレーダーの逆指値注文を巻き込んで・・・といった理屈を考えることで、より深く相場の動きを考察できるのです。

過去の動きから将来の動きが分かるわけがない

特定のパターンが出たから相場が上げるとかマジ受けるwwwww

特定のパターンで相場が予測できるわけではない、と言う主張です。

これもテクニカル派の私も全部間違っているとは言えないところがポイントですね。
(チャート分析をしている人の中にも、この考えを持っている人はいます。)

現実問題として、過去の相場で特定のパターンを検証した結果、優位性が全くなかった・・・なんて言うことが多く報告されていたりしますので・・・。

ただし、様々な仮説を検証して、本当に効果があるかどうかが確認できるのもテクニカル分析の大きなメリットだと思います。

アマギ
ファンダメンタルズでは、様々な仮説を用いて検証すること自体が難しいですからね。

テクニカル分析を使う意義

テクニカル分析は意味がない!

と主張する人もいますが、テクニカルトレーダーとしては、やはりテクニカル分析は優秀で使えると思います。

私が考える理由は3つあります。

  1. 市場を定量的に分析できる
  2. 注文が集まりそうなところが分かる
  3. どの銘柄・シンボルでも使える

この3つがあるからこそ、テクニカル分析は優秀なんです。

市場を定量的に分析できる

簡単に言えば、バックテストして手法を検証できるという意味です。

過去の相場の値動きを利用して、様々なアイディアを分析して数値化できるのがテクニカル分析の一番のメリットだと思います。

例えば、特定のパターンが特定の状況で出現した場合に、どれくらいの損益になるのか?が数字として分かるのがテクニカル分析です。

これがファンダメンタルズ分析だとこうはいきません。
雇用統計の数字が10万人ではなく30万人だったらどうだっただろうか?なんて分析しようにもできませんよね。

もし、バックテスト結果がダメだったとしても、他のやり方で検証すれば良いだけです。

テクニカル否定派は「バックテストで勝ててもフォワードで勝てるかどうか分からない!」と主張します。

これはもちろんその通りなのですが、様々なシンボルや時間足で検証することで手法の堅牢さや弱点、ドローダウンが分かりますので、手法のパフォーマンスが前もって分かるのは非常に有利です。

アマギ
そもそも、過去の相場で機能しなかった手法よりも、機能した手法の方が勝てる可能性は高いですよね


注文が集まりそうなところが分かる

チャートには、市場参加者の心理が色濃く反映されます。

ローソク足1本を見ても、実体の大きさ、ヒゲの長さから、その時の市場の流れと市場参加者の迷いや総意が見えてくるものなのです。

ローソク足が沢山並んだチャートを見れば、どのレートに沢山注文が集まっていそうなのか、どのレートをブレイクしたら損切りを巻き込んだブレイクアウトが見込めるか?と言ったことが見えるようになります。

これが分かるか分からないかでは、トレードの質そのものが違ってくるはずです。

どの銘柄・シンボルでも使える

一度自分なりのチャートの読み方を確立すれば、株でも商品先物でも同じようにチャート分析ができます。

ファンダメンタルズだとこうはいきませんよね?

ファンダメンタルズだと、それぞれの銘柄に合わせて必要な情報をピックアップしてまとめて、分析して・・・といったプロセスが必要なのですが、テクニカルはそんなことは不要なのです。

チャート無しではトレードできないのが今の常識

1970年代よりも前の時代は、テクニカル分析は一種のオカルトと考えられていたそうです。

日本でもこんな相場格言があります。

罫線屋、罫線引き引き足をだし

罫線とはチャートのことです。
意味は以下の通りです。

「チャートを使うトレーダーは、沢山線を引いてチャートを書くけど、結果的には足を出す(損失を出す)」

当時は今のように簡単にチャートを表示することはできなかったので、グラフ用紙にローソク足を書いていました。そのため沢山の銘柄の分析はできませんでした。

また、バックテストをして検証するというよりは、経験則からくる感覚の強いチャート分析だったということもあったでしょう。

でも、今はパソコンを使えば、様々な銘柄・時間軸のチャート分析ができます。
バックテストで統計的に有意かどうかも検証できます。

チャートを使ってトレードをしない方が勿体ないと個人的には思うんですが、どうでしょう?

 

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