こんな海外FX業者は選ぶな!ハイリスクな業者の特徴を解説

FXをやる上で必要不可欠なのがFX業者ですが、今は海外FX業者の勢いが強いですよね。

海外FXは数百倍以上のハイレバレッジが使えて、更にはゼロカットも採用しているので、ガンガントレードして利益を増やしていきたい人にオススメです。

しかし、海外FX業者と一言でいっても、全てが優良業者ではなく、中には悪徳な業者もあります。

悪徳業者は出金拒否や急な倒産など、顧客にとってリスクのある行為をすることもあり、そういったことから「海外FX業者=危険」とされてしまいがちです。

もちろん全ての海外業者が悪徳ではありませんん。
中に国内FX業者と同じレベルで信頼できるところもあります。

そこで今回は「こんな海外FX業者は選ぶな!」というタイトルで、リスクの高い海外FX業者の特徴をご紹介していきます。

アマギ
海外FXを使っている人や使おうと思っている人は必見です。

主に日本だけで営業している海外業者

悪徳業者かどうかを見分ける上で一番大事なのが「世界中でしっかりと営業しているか?」です。

世界中に顧客を持つ業者であれば、それなりに規模も大きいですし、様々な国の金融ライセンスを持っています。

しかし中には主に日本でのみ営業している「海外FX業者」もあります。
大体経営者は日本人で、海外を拠点として日本人向けの海外FXを提供します。

「日本人がやっているから国内FXみたいなサービスになるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。むしろ逆です。

日本人経営者が「海外FX」と称して様々な手段で顧客を集めて、最終的には出金拒否&トンズラするのがセオリーです。

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日本人による海外FXは反社会的勢力が関わっているとも言われています。

日本だけで経営している業者の例

2023年の5月にGem Forexが突然破綻を宣言し、顧客の資金が出金できなくなりました。

2022年の終わりごろからネット上で出金拒否の話が広がっていましたが、それでもGem Forexは集客しており、破綻を宣言する前日まで莫大なボーナスキャンペーンをして顧客に入金をさせていました。

そして破綻宣言後は仮想通貨業者に買収されたもの、出金は一切できず・・・。

非常に後味の悪い事件となりました。

アマギ
GemForexはネットでの評判も良い業者でした。
日本人が経営していることが一つの売りだったんですが、やっぱり破綻&トンズラとなりました。

スワップがおかしい

これについては具体的な話をした方が分かりやすいと思います。

2019年頃にtwitter上で「3すくみ手法」というものが流行りました。

例えば「ドル円売り」「ユーロドル売り」「ユロ円買い」の3つのポジションを取ることで、為替差益を相殺してリスクをゼロにしつつ、スワップだけを受け取れる手法です。

通常のFX業者では、プラススワップとマイナススワップの金額は同じではありません。

例えばプラススワップが100円だった場合、マイナススワップは200といった感じで、マイナススワップの方が明らかに多くなります。このスワップ差はFX業者の収益の一つになります。

そのため、通常の業者でやれば、当然3すくみ手法で得られるスワップはトータルでマイナスになるだけの無意味な手法になります。

しかし、FXsuitという業者はマイナススワップを低くしており、3すくみ手法で利益が出せるようになっていたのです。

このやり方を広めたのが当時有名になったsaekinomao氏やアキラ氏。
恐らく彼らはFXsuitの広告塔的な存在だったと思われますが、多くのフォロワーや実践者をFXsuitに口座開設させました。

当然このやり方が続くことはありません。
ある程度顧客と資金が集まったら、FXsuitは突然スプレッドを広げてストップ狩りをしたり、出金拒否をしたり・・・とやりたい放題でした。

しかも出金については非常に高い出金手数料を設けており、最終的にはトンズラしました。

アマギ
これも流行っている時から「危ない」と言われていました。
しかし、インフルエンサーに騙されて大金を入金する人が結構いたようです。

どこの国の金融ライセンスも保有していない

海外FX業者は日本金融庁の認可を得ていないFX業者のことを指しますが、だからといって金融ライセンスを持っていないというわけではありません。

例えば海外FXの中でも大手のXMはグループ会社にイギリスのFCAやキプロスのCysecなどの取得難易度が非常に高いライセンスを持っています。

このように、運営会社もしくはそのグループ企業が取得難易度の高いライセンスを持っていると信頼性が上がります。

そんな中で、どこの国のライセンスを持たないFX業者も存在します。
ライセンスの条件の中には、分別管理なども含まれます。

前述のFXsuiteもその一つで、こういった業者は何のルールや制限もなくFXの提供ができるため、やりたい放題になりやすいです。

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どこの国の金融ライセンスも保有しないFX業者は絶対に使ってはいけません。絶対にです!

設立が浅い

運営歴が長いというのは、それだけ長く顧客からの信頼を得てきたと言えます。

逆に設立が浅い業者は、経営が不安定だったり、上手に顧客を集められずに破綻、もしくは撤退するケースがよくあります。

その中でもしっかりとした業者は顧客の資金の返金をしますが、その一方で突然破綻を宣言してドロンする話も良く聞きます。

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詐欺をすることが前提で設立された海外FX業者って結構いるんです。

海外の評価サイトでの評価が低い、もしくはない

海外のFX情報サイトにForex Peace Army(FPA)というサイトがあります。

ここは世界最大級のFX業者のレビューサイトで、実際の利用者が使った感想などを書き込むことができます。

FPAでは多くのFX業者のレビューが書き込まれていますが、中には悪いレビューばかりだったり、レビューすらないところもあります。

こういった業者は悪評が多かったり利用者も少ないため情報が少なくリスクが高いと言えます。

海外FXを利用する場合は少なくともFPAの星が3以上の所を使いましょう。

アマギ
FPAを見たら、世界的にどんな評価を受けているのかが分かります。
日本ではよく知られた海外業者でも、実は世界的には無名だった・・・なんてことは良くあります。

異様なほどのボーナスを出す

入金ボーナスと言えば海外FXの魅力の一つですが、過度なボーナスを出すところは疑ったほうが無難です。

例えば入金100%ボーナスを連日無制限でやっていたりと、異様なレベルでボーナスを出すところは、顧客の資金を集めることに翻弄している可能性が高いです。

顧客の資金が十分集まったらやることは決まっていますよね。トンズラです。

ボーナスからトンズラの例

GemForexやFxFairは過度なボーナスで顧客の資金を集めていましたが、どちらとも出金拒否から営業停止になっています。

コピートレード先として利用されている

コピートレードやMAMを提供する人が指定するFX業者もハイリスクです。

コピートレードやMAMを提供する人は海外業者から報酬を得ていたり、中にはグルになっていて、顧客には利益が出ているように見せておいて、最終的には全額ロスカットさせることが過去にありました。

もちろんその後はトンズラです。

コピートレード詐欺の例

2023年の7月に新興FX業者のAssasinFXが提供するコピートレードで不自然なロスカットが続いて、利用者の多くが損失を出しました。

その直前にはコピートレードのユーザーが沢山利益を出していることをSNSでアップしていました。

このAssainFXのサーバーは前出のFX Fairと同じであることも話題になっています。

出金に対して制限がある

ほとんどの海外業者では出金ルールはありますが、基本的には出金先を指定すればすぐに返金してくれます。

しかし中には出金するためには、入金後数か月たたないといけなかったり、数10パーセントの出金手数料を取るところがあります

出金「させない」ことを前提としており、最終的には出金拒否になる可能性が非常に高いです。

まとめ

リスクの高いFX業者の特徴をまとめます。

  1. 主に日本だけで営業している海外業者
  2. スワップがおかしい
  3. どこの国の金融ライセンスも保有していない
  4. 設立が浅い
  5. 海外の評価サイトでの評価が低い、もしくはない
  6. 異様なほどのボーナスを出す
  7. コピートレード先として利用されている
  8. 出金に対して制限がある

このうち、1つでも当てはまるのであれば、その業者を使うのはやめておきましょう。

FX自体がリスクのある取引ですし、さらにお金を預ける先にも多くのリスクがあったら、投資をする意味がなくなります。

ですから、海外FX業者を選ぶ際は必ず上記に該当しないところを選んでください。

この記事を読んで「え、海外FXってリスクあるんだ・・・」と思った人は国内業者を使いましょう。国内業者にはデメリットもありますが、少なくとも出金拒否やトンズラされて資金が全部持っていかれるリスクは非常に低いです。

アマギ
信頼できる業者で口座を開設しましょう。

 

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