
2020年10月は、丸1ヵ月かけて弟子のS君に私のトレード手法を叩きこみました。
今回は、とりあえず全部教えた後の会話の一部をご紹介します。
手法を教え終わった後の会話
でも、波とか水平線の引き方にはしっかりとルールがあったので、実践しやすいと感じましたよ。っていうか、今までどれだけ適当にやってたか自分で自分に驚いてます。
波や水平線は「感覚でやってね!」と解説するところが多いんだけど、僕個人としてはライントレードの根幹をなす部分を「感覚でやったらダメだろ!」と前々から思ってたんだよね。だからこそ、キッチリと定義付けしてるんだ。
あとは、そのラインをどう解釈するかがまだ難しいです。
ライントレードで一番大事なのは相場の波の捉え方です。
相場の波(上下)をどうやって捉えるかでトレンド判断方法からサポレジラインまで変わってきます。
つまり、波の捉え方が適当だったり、感覚だったりすると、再現性の低いトレードをしてしまうことになります。その時の気分や感情で注目するラインが変わったら、ポジポジ病の要因になったりして、非常に危険なのです。
そこで私はしっかりと波を定義するやり方を提唱して実践しています。
エントリーポイントについて
こんなところですね。
まぁ何度も言ったからね。
他にもエントリーできるところはあるけど、まずはここを狙っていこう。
このエントリーポイントは、上位足の影響を受けにくいから、分かりやすくて勝ちやすいんだよ。例えばこんなところね。
その時に他に教えたところでエントリーすると良いよ。
この記事を見ている方にとっては分かりにくいかも知れませんが、私の手法では、押し目や戻りを狙うレベルやエントリートリガーとなるポイントは決まっています。
そのため、上のチャートのようなエントリーはほぼ無裁量で行えます。このような理由からS君には最もやりやすい所だけでエントリーするように指導しました。
検証、検証、検証

ForexTester4は買ったんだよね?
ただ、MT4とは使い勝手が違っていて少々手間取ってます・・・。

しっかりと使い方を覚えて、検証しよう。
特に大きな時間足の中で小さな時間足がどんな感じで動いているのか、小さな時間足の動きが大きな時間足にどんな影響を及ぼすのか?といった関係性を学ぶためにもしっかりと検証しよう。
で・・・リアルトレードはやったほうが良いんですか?

とりあえずはFT4をぶん回して、納得できるまで検証しよう。
リアルトレードはその先!!

トレード手法が分かれば、次やるのは検証です。
バーチャルであっても、過去の相場から自分のエントリーポイントを見つけていけば、自然と自分なりの「型」が身につきますし、数をこなせば感覚的なものも身につきます。
だからこそ検証は大事です。
でも、検証でしっかりと手法が身に付いたらすぐに相場でガンガン稼げるようになるわけでもありません。
検証で得られるのはトレードの技術や手法に対する理解のみ。
リアルトレードでしか感じることのできない、精神的なプレッシャーだったり、長い待ち時間だったり、イライラだったり、利食いしたくてたまらない気持ちまでは経験することが出来ません。
ですが、検証で少なくともトレード手法に対する理解を深めておかないと、リアルトレードに移った時に手法や技術が悪いから勝てないのか、それとも実戦というプレッシャーで勝てないのかがハッキリとしませんよね?
少なくともリアルのプレッシャーが無い状況ならトレードで勝てる。
このレベルに達してからリアルに移るのが当然ですし、そうしないと絶対に勝てないんですね。

「自分は本番に強いから!」と勘違いして死んでいった人たちを私は何人も知ってます。