
2020年9月終わりに、トレードを教えているS君とオンラインレッスンを行いました。
今回はその時の内容を一部ご紹介します。
ゾーンという書籍、分かりにくすぎ問題
デイトレード、高勝率トレード学のススメ、ゾーンの3冊を読んでおくって話。
デイトレードはとても心に染み入りました。
でも、ゾーンはちょっとわからないところもありましたね。
ゾーンの筆者のマーク・ダグラスの文章は本当に分かりにくいから・・・。だけど、トレードで勝つための神髄を語っていることに間違いはないから、何度も読む価値はあるよ。トレード経験を積むことでわかることもあるし、これから定期的に読み返すこと!
マーク・ダグラス氏の「ゾーン」という書籍は、メンタル系の投資本の中でも随一の人気を誇る名著です。
ゾーンの中では、トレードに対する取り組み方、そしてどう考えてトレードを続ければ良いのかについて詳説に書かれてはいるのですが、残念なことに非常に回りくどく、理解しにくいです。
もっと分かりやすい書き方があるだろ?と思うのですが・・・。
これは翻訳が悪いのではなく、原著の内容が非常に分かりにくいことが要因です。原著を読むと、いかに訳者が苦労したかが分かりますよ。
ただ、そういったことを差し引いてもトレードの本質を丸裸にした本当の良書なんですよね。
トレード手法を伝授
前に教えてもらったことをから推測するに、トータルで勝つために手法が必要だと思います。
正解。
それと個人的にはもう一つ手法の存在意義があると思ってる。それは、トレードを制限する役割だ。
うん、トレードって自分が思うままにやると必ず負けるんだよ。
人間はトレードで負けるようにプログラミングされてるからね。自分自身のトレードを制限するためにも、トレード手法が必要ってわけ。
そうならないためにも手法が大事なんですね。
トレード手法とは、勝つために必要ではありますが、それ以上に自分自身を制限するために必要です。
プロスペクト理論で証明されているように、人間は思うままにトレードをしていたら必ず負けます。相場とはそういうものなのです。
だからこそ、余計なところでエントリーしてしまわないようにトレード手法が必要なんですね。
トレード手法の概要
では、今日はトレード手法の概要だけ話しておこう。
僕のトレード手法は、相場に波と水平線を引いて、トレードをポイントを探していくやり方になる。
お、知ってたか。
そうそう。ダウ理論がベースではあるんだけど、結構我流も取り入れてやってる感じかな。
うん。
ダウ理論はネット上で腐るほど解説してある。でも、それらってどれも再現性が無いんだよ。
解説に使われるチャートは解説のしやすいモノばかり。
だけど、実際はそんなに綺麗な動きをすることの方が珍しいくらいだから、
いや、そこまでは言わないけど、自分が使えるように手法や考え方を落とし込むためには、ある程度工夫と言うか、自分なりの解釈を織り交ぜないとダメなんだよね。そういったところが結果的には優位性や強みになったりするのよ。
ラインとかは自分で引く必要があるんですか?僕、そういうのすっごく苦手なんですよね。
どこにラインを引いたらいいのかわからないし、迷いまくって頭がこんがらがるんですよ。
ライン系の解説はどれも曖昧だからね。ラインをどう解釈するかの解説は多くても、「どうやってラインを引くか?」についてはどれもテキトーなんだよね。だから僕はラインについては明瞭かつ裁量判断の必要が無いように工夫しているんだよ。
私の手法の基本はライントレードです。
一見オーソドックスに見えますが、実は細部にまでこだわって作り上げた理論から成り立っています。私が師匠から受けた教えを消化して、更に昇華させたのが今の手法です。
このやり方に至るまでに10年近くの歳月が必要でした。
途中でマニアックなインジケーターやパラメーターいじりに傾注したこともありましたが、結局はチャートはシンプルなものになりましたね。
また、S君が質問したドットの出るインジケーターについては以下の記事で解説しています。