
8月終盤にトレードを教えることになったS君をトレードルームがある我が家に呼んで、トレードのレッスンを始めました。
コロナのこともありますので、リモートでも良いかとは思いましたが、最初はトレードのイメージを深めてもらうためにも、『トレードルーム』で教えるのが良いかな?と思ったのです。
しかしこのレッスンで予想だにしない事態が!!!
トレード環境について
結構広いですね。モニターも多いし、本の量が凄い!!!へぇ・・・。
本は自然に増えてくるし、モニターも気づいたらこんなことになってただけだからね。
少なくともモニターが2台あるとトレードは捗るからオススメだよ。
現在の私は、自宅の1室(12畳)をトレードルームとして使用しています。
トレードではパソコンを2台、モニターは合計で6台使っています。
最初に専業になった時はモニター2台でしたが、少しずつ追加して今のモニター数になっています。
スマホとかではトレードしないんですか?
情報量が少なすぎて不便だし、僕の手法には合わないと思うからね。
僕は結構スマホでトレードしてるんですけど、やらないほうが良いですか?
パソコンを使うことで優位性がほんの少しでも上がるのなら、パソコンを使うべきだろうね。
最近はスマホアプリでトレードができることを売りにする業者多いですが、私はスマホトレードはやりません。
理由は「目に入る情報量が少なすぎるから」。
複数枚でのモニターに慣れてしまうと、スマホでのトレードっ不便でてやってられないんですよね。
それにスマホだと大事な情報を見逃してしまう可能性もあります。
そういったリスクを取らないためにも、私はパソコンでトレードしています。
お前に手法を教えるのはまだ早い
では早速トレード手法について教えてもらっても良いでしょうか?
君はもう少しトレードに関する考えを改めないといけないから、しばらくはその話だね。
え?手法を教えてもらえないんですか?
やっぱりそう言うか・・・。
っていうか、なんだその失望した顔は!
僕はてっきり手法について教えてもらえるものだと思って来たんですよね・・・。
S君はトレード手法さえあれば勝てるという認識なの?
YouTubeとかでも勝つための手法とかテクニックが出てますし、それらをマスターしたら必然的に勝てるもんでしょ?
あぁ、メンドクセーなぁ。教えんのやめよっかなぁ。
あのねぇ、トレードって手法だけじゃないんだよ。手法の優位性を活かすためのメンタル、考え方、資金管理についてもしっかりと理解しないと勝てないよ。
トレードで利益を出し続けられるっていうのは、絶妙なバランスの上で成り立ってるわけ。それまで勝てていたとしても、生活環境だったり精神面の変化で勝てなくなることだってある。
僕も最初に専業になった時は、それでダメになって失敗したから。
一回目は失敗して、今は2回目の専業トレーダーよ。
勝ててない人とかは
「勝てる手法さえあれば勝てる」
「勝てるようになったら一生勝ち続けられる」
みたいなことを想像してたりするけど、それは全く違うよ。
それまでガンガン勝っていた人が、ある日突然負け続けることもあるのが相場だよ。
先生のカリキュラムに従いますのでお願いします。
トレードの初心者や勝てていない人は「手法さえあれば勝てる」と考えています。
「勝てる手法さえあれば、一生安泰だ」と考えています。
ネットで調べれば、そういった情報ばかり出てきます。
確かに手法が大切で、手法の優位性次第で勝つか負けるが決まる要因の一つであることは間違いありません。
しかし、トレーダーのメンタルや資金管理次第で、手法の優位性が全く発揮できないどころか、相変わらず負け続けることになることだってあるのです。
いや、現実問題として勝てない人の多くが、勝てない理由を「手法のせい」にしていますが、実際はメンタルや資金管理で負けていることが多いです。
- 負けが続いてイライラして、ルール外でエントリーしていませんか?
- 損切りができなくて、ナンピンも入れてしまって、口座を飛ばしたことはありませんか?
- 負けるのが怖くて、エントリーできなかったことはありませんか?
こういった行為がトレードの優位性を著しく下げているのです。
最初は資金管理から始めよう!
それに資金管理は数学だ。手法やメンタルとは違って論理的に理解しやすいから、一番入りやすいと思ってる。
トレードでは3つのMが重要とされています。
Mental(精神・メンタル)、Method(手法)、Money(資金管理)の3つです。
これらはそれぞれ独立しているわけではなく、相互に依存し、干渉します。
なので、完全に分離して考えることは難しいのですが、とりあえずは破産しないために、自分の資金を守るために一番大切な資金管理から学ぶのが一番適切だと個人的には考えています。
トレーダーは利益を出すばかりじゃありません。
時には負けが続いて苦しい時もある。そんな時に資金の減少を減らせるのが資金管理戦略です。
そんなわけで次回のお話もご期待ください。