
トレードをする上で欠かせないのが情報です。
「情報」と書くと、どうしてもファンダメンタルズ的なイメージが強くなりがちですが、価格の推移を示したチャートも情報の一つです。
我々トレーダーは、情報を参考にして取引していくわけですが、沢山情報があるからと言って先の動きを当てられるわけではありません。
今回はこの事実につて深掘りしていきたいと思います。

情報を探しても勝てるようにはならない
下のような経験はないでしょうか?
でも、1時間足を見るとここから跳ねそうなんだよなぁ。損切りの逆指値をずらそう。
1時間足でもトレンドが転換してるよorz。
でも、4時間足を見るとまだ方向は上だな。賭けてみよう。
自分はショート持ってるんだけど、ドテンしようかな。
これらに共通すること、分かりますか?
自分のトレードルールに不要な、余計な情報からトレード判断をしていることです。
自分のトレードルールというのは、過去の相場から優位性を導き出したルールだと思います。
それにもかかわらず、優位性を確認出来ていない情報に惑わされて勝手にルールを破ってトレードするのは、負け組の行為です。
良く言えば臨機応変ですが、こういったやり方で勝っている人を見たことがありません。

自称「ファンド運営者の知り合い」の意見を鵜呑みにしてトレードして大負けしたり・・・。
今思えば恥ずかしい限りですよ。
トレードで勝ちたいのなら必要な情報を厳選すべき
トレードは、情報が多ければ多いほど勝てるものではありません。
ネットを見れば、ブログ、ツイッター、Youtubeで本当に多くの情報があふれていますが、こういった情報を馬鹿正直に信じる必要はありません。
また、他人の言ったこと盲信して自分では何も考えずにトレードする事も全くもって意味がありません。
自分の頭が冷静な時に一生懸命検証したトレードルールより、他の情報の方が優れている確証なんて無いんですよ。
自分がポジションを持っている時に、ふと、いつもは見ない時間足チャートを見て参考にするのもダメです。だって、その時間足、ルール的には使わないんでしょ?検証してないんでしょ?

トレードに必要な情報は何かを予め決めておこう!
この記事では「余計な情報を使ってトレードするのは悪!」と書いてきました。
こうならないためにも、自分のトレードにとって必要な情報は何かを前もってしっかりと決めておきましょう。
- 表示する時間足
- 表示するインジケーターとパラメーター
- その日の指標
トレード中に、どうしても迷いが生じて他の情報に頼りたくなることもあると思います。
もしポジションを持っていたら、決済すれば良いんですよ。
分からなければ、とりあえずポジションを持たないようにする。
コレが一番です。
逆にいつもは使わない情報で何とかその場を凌ごうとしても逆効果になることばかりです。もしその時は助かったとしても、長期的に見たら損することになるハズです。
スキャルでもデイトレでもトレードは長期的な目線でやっていかなくてはいけません。
次のトレードで勝つことよりも、長い目で見て勝てるやり方でトレードしないと、勝てないんです。
だからこそ、自分の武器は何かをしっかりと理解して、自分の武器が使えそうにな時は傍観する、もしくは逃げる、という選択肢を使うのが正しいのです。
その辺に落ちているよくわからん武器で無理に戦う必要なんて無いんです、相場は。